実施レポ:丸の内ミュージックフェス「ブリリアント・ピアニスト」

日程 2020年5月4日
会場 オンライン
出演 亀井聖矢(p)、太田糸音(p)、森本隼太(p)、角野隼斗(p)
曲目
亀井聖矢
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」/リスト:パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」
太田糸音
シマノフスキ:4つのエチュードより 第1番 Op.4-1/パデレフスキ:「ミセラネア」より メロディ Op.16-2/ラヴェル:ラ・ヴァルス
森本隼太
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番「戦争ソナタ」 Op.83 変ロ長調
角野隼斗
ショパン:エチュード集(練習曲集) 第11番「木枯らし」 Op.25-11/ショパン:スケルツォ 第1番 Op.20
主催 三菱地所株式会社(丸の内ドットコム
協力 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

最終日のオープニングは、「ブリリアント・ピアニスト」と題し、今を時めく様々なピアニスト4名にご出演いただきました。

最初は昨年のピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリに輝いた亀井聖矢さん。昨年のセミファイナルの演奏を再びお届けくださいました。圧巻のテクニックと音楽性に、視聴者も圧倒される時間に。今回初挑戦いただいたライブ演奏では、ラ・カンパネラをクリアな音の粒で聞かせてくださり、まさに拍手の嵐に!

2人目の太田糸音さんは、過去に披露くださった曲や、今月のコンサートで演奏くださるはずだった曲を3曲、ライブ演奏くださいました。トークの際には音が聞こえなくなる、映像が止まってしまう、などというトラブルもありましたが、演奏時には何のその。凄まじい集中力で、視聴者をぐっと惹きつけるようなパフォーマンスを披露くださいました。

3人目は森本隼太さん。愛犬とともに登場くださった姿はまさに青春真っ盛りの15歳の素顔そのもの!しかし演奏になるとガラリと一変、大人顔負けの音楽性を持つ森本さんの演奏に、「本当に同一人物??」とびっくりしたお声も。オンラインでありながら鳥肌の立つような素晴らしい演奏を届けてくださいました。

ラスト4人目は、角野隼斗さん。ご自身のYouTubeチャンネルにアップしたばかりのショパン作曲「木枯らし」を届けてくださり、これからはYouTubeでもクラシックを配信して、自身の挑戦をしていくと語ってくださいました。そんな角野さんもライブでショパン「スケルツォ第1番」を演奏。司会の飯田さんが思わず「トレーナーを着たショパン」と称するほど、その世界観に見ている人全員が引き込まれました。

個性豊かな4人の演奏、最終日の幕開けに素晴らしい、輝きある回となりました。

レポート◎橋本彩(制作スタッフ)

「丸の内ミュージックフェスティバル2020」全公演のレポート
「丸の内ミュージックフェスティバル2020」番組表
ライブ配信のアーカイブ

【広告】